丹沢クラシック 原小屋沢 
山行日:25年06月28日
山 名:丹沢・丹沢クラシック 原小屋沢
区 分:個人
形 態:沢登
参加者:4名(男性:1名、女性:3名)
コースタイム
6月28日天気晴れ:原小屋沢
7:30三日月橋付近…魚止橋…8:00伝道/695m…8:30造林小屋…10:00雷平(原小屋沢入渓)…10:15雷滝…11:30カサギ沢出合/1020m…13:50ガータゴヤの滝/1160m…1310m付近より脱渓…15:00原小屋平稜線…16:.00姫次(休憩30分)…16:30棒ノ木丸東尾根下降開始…17:00榛の木丸/1313m…18:25早戸川林道魚止橋…18:50三日月橋付近
距離15㎞ 登降1350m
山行の過程
・計画においても約11時間行動の行程。初っ端、早戸川林道は土砂崩れのため予定していた魚止橋まで車輛の進入できず、手前の三日月橋付近に車を置いて、そこからは林道歩きを強いられる(行程+1時間)。
・伝道から入渓地点までが実はこのルートの核心。途中、腐って今にも折れそうな木橋と丸太橋を2カ所フィックスロープで確保しながら通過。そして足元から次々と這い上がるヒル。入渓までに緊張を強いられる。
・沢の水量で遡行グレードが異なるルート。今回は、晴れ間続きにて程よい水量で快適に遡行することができた。それでも、ルート中の目玉、雷滝もガータゴヤの滝もその大きさと水量に圧倒される。
・4名編成のパーティだったことから時間のかかる滝の登攀はせず、(安全第一で)すべての滝を巻いたが骨の折れる巻も数カ所。特バケモノ滝巻道の乗越に女性軍は難渋。また曲がり滝の巻きからは懸垂下降が必要となる。
・大きな滝が続くこのルートもガータゴヤの滝を過ぎると渓相が変わり、癒しの沢となる。過去2回、この沢を遡行したのはヒルの出ぬ間の4月と5月初旬であったが、緑が繁茂するこのシーズンの方が沢は綺麗に映った。
・後藤真一著の遡行図は、誠にありがたく遡行図通り忠実に詰めて、難なく原小屋平直下で脱渓。原小屋平は癒しの草原。ワンダーフォーゲル部の大学生が心地よく昼寝をしているところへ泥だらけになったおじさん、おばさんの参入となった。
・姫次からの榛の木丸東尾根への下降はルート中間の榛の木丸/1313mを過ぎた後半部がところどころで不明瞭となり、しっかり読図が必要。読図の読み甘く、GPSで答え合わせをして2回軌道修正(登り返し)を強いられた。
・結果的に予測通りの12時間行程の山行となった。
リーダーの感想
個人的には約20年ぶり?となる原小屋沢。山を再開した際も、丹沢であれば、まずこの沢を遡行したいとの思いを温めていた。昔の記憶は完全に薄れ、思い違いの先行リードもSLのO姉様やメンバーがよくフォローしてくれました。今回のパーティは、普段からトレーニング山行に付き合ってくれたメンバーであり足並みも理解し、リーダーとしては何より安心して遡行に臨むことができました。
行動時間が長くなるルートだったので、時間によっては途中1160m付近のボッチ沢出合から左岸に抜けて下降に入る心づもりもありましたいが、初っ端林道歩きを強いられても、終始足の揃ったメンバーで、休憩を入れても計画通りのタイムで遡行を無事終えることができました。
天気よし!メンバーよし!ルートも格別!シーズン初めの思い出に残る楽しい山行となりました。