icon 熊野古道伊勢路「ツヅラト峠・馬越峠・八鬼山」 icon

icon 山行日:24年04月07日~10日

icon 山 名:近畿・熊野古道伊勢路「ツヅラト峠・馬越峠・八鬼山」

icon 区 分:個人

icon 形 態:ハイキング

icon 参加者:6名(男性:2名、女性:4名)

 

※※※ コースタイム ※※※

熊野古道伊勢路「ツヅラト峠・馬越峠・八鬼山」

7日 晴れ 藤沢駅7:19=11:07伊勢市=外宮=内宮ーおかげ横っちょ=伊勢市=多気駅=17:09尾鷲駅ーホテル望月 8日 小雨 ホテル8:00ー尾鷲駅前8:23=バス=8:40鷲毛バス停8:50―9:10夜泣き地蔵ー10:00馬越峠―10:50天狗倉山―11:45馬越峠ー展望所―13:35北川橋ー14:10ホテル望月(荷物受取)=14:20民宿山口 9日 曇り後晴れ 山口8:30=タクシー=8:40八鬼山登山口―9:30林道交差ー10:45九木峠ー荒神堂ー11:20八鬼山―11:30桜の森広場12:05ー13:45一里塚ー14:10名柄ー松原バス停(三木里)14:58=尾鷲港ー15:30民宿 10日 晴れ 民宿7:00=タクシー=尾鷲駅7:32=8:10梅ヶ谷駅8:20―9:40登山口ー10:00ツヅラト峠10:20ー11:05志子登山口―紀伊長島昼食ー13:45紀伊長島駅13:55=名古屋=18:38小田原=藤沢  

8日 歩行距離:10km 行動時間:5:00 9日 歩行距離:12km 行動時間:5:00 10日 歩行距離:9.3km 行動時間:5:10

 

 

 

※※※ 山行の過程 ※※※

8日小雨

霧雨の中、熊野古道への一歩を踏み出す。石畳の道は濡れて滑りやすいのでゆっくり歩く。古道らしく幾つも碑が建っている。馬越峠の休憩小屋にザックを置いて、天狗倉山へ向かう、途中で南回、北回の道に分かれるが南周りで進む。程なく山頂下に着くと祠がある。山頂は大石の上になる。梯子を登ると山頂だ。下りは一周を想定して北道に進んだが、どうやら縦走道になっており引き返して、同じ道を下る。休憩小屋で昼食を済ませて北川橋へ下る。北川橋は尾鷲から馬越峠への起点になっている。近くに尾鷲神社があり目通り幹回り10m楠の大木を眺める。

馬越峠入り口

馬越峠入り口

馬越峠

馬越峠

天狗倉山登り

天狗倉山登り

天狗倉山

天狗倉山

 

9日曇り後晴れ

宿から登山口へはタクシー使う。曇りであるが雨の心配はない。登山口は向井西バス停の近くにある。平坦な道をしばし進むと石畳の緩やかな登りになる。道ばたには町石(ちょうせき)が立ててある。麓の矢濱を起点して627mの八鬼山山頂を50町として1町毎に立ている。

九木峠を過ぎると荒神堂があり、まもなく八鬼山山頂に至る。山頂の風を避けて少し下った桜の森広場で昼食とする。石畳の道は降雨後であったがぬかるんでいないのは幸だ、名柄一里塚辺りの道は水没しており、しばし笹をこいで歩く。思わぬ時間を要し、電車を断念してバスにしたが、これが幸?して三木里の砂浜でしばし風景を眺め、尾鷲の宿近くのバス停で下車した。

八鬼山登山口 

八鬼山登山口

八鬼山 

八鬼山

八鬼山 

八鬼山

八鬼山荒神堂 

八鬼山荒神堂

八鬼山 

八鬼山

八鬼山水没した熊野古道 

八鬼山水没した熊野古道

 

10日晴れ

梅ヶ谷駅から幹線道路を定坂小公園へ歩き、栃古橋から集落を進み高野橋過ぎがツヅラト峠入り口になる。

緩やかな登りである。この辺りはの道は石畳ではなく、通常の登山道と言う感じである。ツヅラト峠は標高も低くおおよそ峠と言う感じではない。

峠を過ぎると野面乱層積の石垣があり、石畳の道になる。ツヅラト花広場から集落を進み国道に出る。国道途中でうどん屋に寄り紀伊長島駅に向かう。

ツヅラト峠

ツヅラト峠

ツヅラト峠「野面乱層積石垣」

ツヅラト峠「野面乱層積石垣」

ツヅラト峠 峠を越えると石畳

ツヅラト峠 峠を越えると石畳

ツヅラト峠

ツヅラト峠

※※※ リーダーの感想 ※※※

熊野古道と言っても、中辺路、小辺路など幾つものコースがある。熊野古道の第一歩は比較的アプローチが容易で細切れに歩けて古道の面影が色濃く残っていると言われる伊勢路のツヅラト峠・馬越峠・八鬼山を計画した。

まずまずの天気に恵まれて、熊野古道の一端を体験できたと考えている。

立ち並ぶ祠、碑や石畳に古の巡拝者の様相を想像する愉しさもあった。

馬越峠や八鬼山は石畳の道となっている。ツヅラト峠はかつて「伊勢国」と「紀伊国」の国境であり、この峠を境に南は多雨地域となっており、ツヅラト峠から紀伊長島方向は石畳の道となっている、多雨による流出・崩壊を防ぐためと記されている。

馬越峠は雨であったが、小雨に煙る石畳は情緒があり気分が良かった、石畳でなかったらぬかるんで歩行も困難をきたしただろうと思った。長い歴史と気候・風土に合わせた先人の知恵だろうか。

民宿では地の魚を肴に熊野古道の先人である三佐子さんへ乾杯した。

せっかくの機会と伊勢神宮へも寄ったが、五十鈴川沿いの桜が満開であった。

次なる熊野古道への関心が深まった旅でもあった

 

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