icon 北アルプス・唐松岳~五竜岳~鹿島槍ヶ岳 icon


2019年8月16日(金)~8月19日(月)

五竜岳から鹿島槍ヶ岳を望む 

五竜岳から鹿島槍ヶ岳を望む

参加者数:5名(男性3名、女性2名)

コースタイム

icon 8/16 曇り

藤沢駅前9:00=車(圏央道、中央自動車道、長野自動車道、国道147、148)=15:00白馬(旅館に宿泊)

icon 8/17 曇りのち晴れ

宿6:15=車=6:20ゴンドラ乗り場6:30=ゴンドラ、リフト=6:55八方池山荘前7:00――(15)朝食――8:20八方池 ―(5)―(5)―11:00唐松岳山頂11:05――11:20唐松岳頂上山荘11:30――11:55牛首(昼食)12:20 ― (5)― (10)――14:40五竜山荘(泊)

行動時間 7:40、歩行時間 6:20

icon 8/18 晴れ

五竜山荘4:30――5:30五竜岳5:55 ―(10)―(10)―8:35口ノ沢のコル(食事)9:05――10:10キレット小屋10:25―(10)―(5)― 吊尾根――13:05鹿島槍北峰――13:20吊尾根13:35――14:00鹿島槍南峰14:10――14:50布引山15:00――15:50冷池山荘(泊)

行動時間 11:20、歩行時間 9:00

icon 8/19 晴れ

冷池山荘5:00―(10)―6:40爺ヶ岳南峰6:45 ――7:25種池山荘8:00 ―(10)― 10:00柏原新道登山口――10:15扇沢駅

行動時間 5:15、歩行時間 4:15

*** 山行経過 ***

icon 8月17日

ゴンドラ乗り場は予想を超えた人の賑わいであったが、意外と順調にゴンドラに乗れ、計画より早めに八方池山荘を出発した。唐松岳の登山道は台風通過を待っていたのか夏山らしいたいそうな賑わいで、小屋の混雑が懸念される。

霧が濃く遠方風景は殆ど望めないが、近場の風景を眺めながら山頂に至る。頂上小屋に戻るが、あまりの混雑を逃げるように牛首に行き昼食。頂上小屋から五竜岳へのコースは、唐松岳の賑わいが嘘のような静かさである。

唐松岳の登山道と五竜岳への登山道は難易の差大きく、登山者が少ないのもうなずける。これぞ五竜と言わんばかりの岩場の登り下りを繰り返す。狭い登山道や岩場で対向者との出会いが割と少なく時間のロスも少なったことなどもあり、予定より早い小屋到着となった。

ゴンドラ乗場の賑わい 

ゴンドラ乗場の賑わい

八方池を見ながら 

八方池を見ながら

唐松岳頂上山荘に到着 

唐松岳頂上山荘に到着

牛首直前のクサリ場 

牛首直前のクサリ場

牛首直後のクサリ場 

牛首直後のクサリ場

満員の五竜山荘に到着 

満員の五竜山荘に到着

icon 8月18日

少々長丁場になるので4時の出発。小屋の前面に立ちはだかる黒々した五竜岳山頂には満月がが輝き、登山道はヘッドライトが列をなす。私たちもテントの灯りを見ながら山頂に向かう。

五竜山頂から唐松岳、劔岳、鹿島槍ヶ岳がすぐそこに望める、「頂上に行かねば見えない風景がある」某スポーツ選手のつぶやきだ、麓から山頂から眺めての山だ!風景だ!

五竜岳へ、満月が輝く。 

五竜岳へ、満月が輝く。

最後の登り 

最後の登り

五竜岳山頂から望む朝日の剱岳 

五竜岳山頂から望む朝日の剱岳

なかなかたどり着けないキレット小屋がやっと岩場の下に望める。小屋を過ぎるとキレットだ!が予想よりおとなしい。キレット小屋までが長かったためであろうか。

五竜岳から急な傾斜を下る 

五竜岳から急な傾斜を下る

岩峰G5を登る 

岩峰G5を登る

G5を過ぎ岩稜を行く 

G5を過ぎ岩稜を行く

キレット小屋直前の岩場 

キレット小屋直前の岩場

やっとキレット小屋が見えた 

やっとキレット小屋が見えた

八峰キレット 

八峰キレット

2時間程で鹿島槍ヶ岳北峰に着く、私たち以外は人影が無い、人の気分は現金なもののようで、やはり山も色々、山人も色々…

南峰は多くはないがそれなりの登山者で賑わっている。布引山を経て冷池山荘まではなだらかな稜線だ、広がる山並を眺めながら歩くのは縦走の愉しみだ。

鹿島槍南峰までにあと少し 

鹿島槍南峰までにあと少し

南峰から布引山の先に冷池山荘を望む 

南峰から布引山の先に冷池山荘を望む

冷池山荘はすぐそこ 

冷池山荘はすぐそこ

icon 8月19日

天気は下り坂の予報、行程は短いが5時の早出とした。予報とは違い青空も望める、この幸運に感謝しながら爺が岳へ向かう。稜線の鞍部にある種池山荘は朝日で赤い屋根が鮮やかだ。そこを霧が流れていく絵葉書の世界だ。種池山荘で腹ごしらえをし、雨の予報に追い立てられるように下る。「あおり」の昨今、あおられたのか早々と扇沢に下山。信濃大町では汗を流し身を清め、そば屋へ向かった。

爺ヶ岳へ 

爺ヶ岳へ

種池山荘に到着 

種池山荘に到着

柏原新道をひたすら下る 

柏原新道をひたすら下る

*** リーダーの感想 ***

夏山合宿の一環として6名の募集山行で5名の参加であった。台風通過を待って一日順延したが、予備日を設けていたのが幸いした。

いずこの山でも厳しさや辛さはあるが、山を、風景を、花を、仲間を愉しむという気分で臨みたいと願っているが、仲間の支え、有り難さ、嬉しさを更に感じた夏山合宿だった。

*** 参加者の感想 ***

五竜岳から鹿島槍への縦走路に入った途端、急峻な長いザレの下りがまっていた。たとえ小さな石でも下に登山者がいたら大変。つかまる岩があまりないので気が抜けない。やっとザレが終わったかと思うと、難しい岩場が次から次と続く。一瞬たりとも気が抜けない。そんな縦走路がやや優しく思えるようになった頃やっとキレット小屋が見えた。緊張の長い時間が過ぎキレット小屋に着いた時はとにかくほっとする

この縦走路は剣岳、立山三山が絶えず眺められ、小屋でゆっくり堪能といきたいところ所だがまだまだ先は長い…。小屋から少し行くと岩の難度が楽になってきた。鹿島槍北峰ピストン後、南峰にやっと到着。嬉しい…の一言!次の日の爺ケ岳の山頂からは、前日歩いた鹿島槍が目の前に現れ…その姿がとても美しく、素晴らしく、感動でした。

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Tag:北アルプス,縦走,
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