icon 道志 三本杉山~矢平山北西尾根 icon

2014年12月3日(水) 天候:快晴

矢平山北西尾根を下る 

矢平山北西尾根を下る

参加者数:9名

*** コースタイム ***

上野原8:30=バス=9:00神野下村――9:10鷲尾沢橋9:20――11:02三本杉山――11:38甚之函山――11:44旧大地峠――12:05矢平山12:37――13:45 大岩13:55――14:15塩瀬沢二股――15:18瑞淵寺――15:45梁川

(行動時間:6時間45分)

*** 山行経過 ***

神野下村BSでバスを降り、鷲尾沢橋まで戻って橋の手前の擁壁の際に登路を探るが、ヤブが被っていてはっきりしない。ヤブをかき分けると踏み跡が見付かり、踏み跡をたどり擁壁の上に出ると、はっきりした山道が現れるので、以後この道をたどる。

はじめ、ほとんど落葉した広葉樹林の緩やかな斜面を行き、次第に急な登りになって切り開きに出ると、送電鉄塔がある。さらに尾根を登り稜線に上がると、樹林帯から脱し南面の展望が得られる。雲ひとつない快晴の空の下、奥道志の山々の複雑な尾根のひだがくっきりと見てとれる。

稜線を西に進み三本杉山が見えるようになると、あたりは植林帯になり、日も差し込まず風も出てきて寒くなる。緩やかな登りで三本杉山の頂上に出、北に方向を転じてなだらかな小ピークをいくつか越えると、旧大地峠の標識に出会う。気がつかないうちに甚之函山を通り越していた。

奥道志の山なみ 

奥道志の山なみ

ここからは縦走路を通り矢平山の頂上に達する。頂上は中木の広葉樹におおわれ、日差しがあり明るくて暖かい。ここで昼食とする。

昼食の後、矢平山の西の肩まで進み、縦走路と分かれて北西尾根に入る。はじめ尾根は緩やかで広く、落ち葉に覆われていて気楽に下れるが、次第に急坂になり、やがて立ち木につかまり慎重に下るようになる。

700m付近で西に派生する枝尾根に引き込まれそうになるのを修正して北に転じ、急なやせ尾根を転がるように下り、コルを経てp.509の大岩に達する。ここから北西に急なやせ尾根を下り、ほどなく塩瀬沢二股に下り立つ。沢は穏やかで水量があり良い雰囲気である。

飛び石伝いに渡渉して塩瀬沢左岸の踏み跡に入る。この踏み跡は山腹を巻き、枝尾根に上がると進路不明になるので、枝尾根を下って沢に戻ると、対岸に山道が見付かる。

右岸に渡りほとんど水平の山道を進み、左下に林道が見えるとこの道と別れて急斜面を下る踏み跡に入り、泥のつまった滑りやすい石段を下って舗装の林道に下り立つ。林道を右に進み、大きくカーブするところで古い道に入ると、すぐに瑞淵寺の境内になる。あとは里道と国道をたどり梁川駅に着くことができた。

*** 感想 ***

icon リーダー

三本杉山への登りコースは、取り付が分かり難いが、尾根に上がると踏み跡がはっきりしていて間違えることはない。全体に中木の雑木と植林に覆われ、展望が得られるのはごく一部であり、地味な感じである。

矢平山北西尾根のコースは、急坂があり、今回は下りに採ったのでやや難しかった。また、塩瀬沢沿いの道は少し荒れている。この尾根はほとんどが広葉樹林に覆われ、良い雰囲気であり、新緑または紅葉の時期に上りに採ると良さそうである。このコースのグレードは健脚B(上級向き)である。

icon O.K

落ち葉の積もる尾根歩きを経て稜線に出ると、澄みきった青空の下、奥道志や丹沢の山々が連なっている。陽ざしもたっぷりで、「まさに初冬の山歩きだね」とにっこり。

軽やかに終わるかと思いきや、昼食後がVハイク本道。矢平山北西尾根を下るも、地図で想像したより急斜面の連続。右に左につかまる木を求めて落ち葉をけちらしたり、下手なスキーヤーのようにやたら制動をきかせて下ったり。860mくらいの山だからと、なめてはいけない。Vハイクはいつも予想をこえる展開が待っている。

icon O.T

小春日和の中少しきつめの登りの繰り返しは歩きごたえがありました。さらに後半の塩瀬沢を眺めながらの下山路はトラロープがあったりして危ないのにやさしい瀬音に心ひかれ癒されました。低山歩きの魅力たっぷりの山行でした。

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Tag:中央線,ハイキング,Vハイク
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