icon 大菩薩 鶴寝山北尾根~奈良倉山 icon

2014年11月15日(土) 天候:快晴

鶴寝山北尾根を行く 

鶴寝山北尾根を行く

参加者数:男1名、女2名:計3名

*** コースタイム ***

上野原8:30=バス=9:50小菅の湯10:00――10:30支尾根取付き――11:00北尾根合流――12:00小永田浅間神社12:22――12:27山の神――12:40鶴寝山12:50――13:04松姫峠13:12――13:50奈良倉山14:00―(東尾根)―15:05長作観音堂――15:20長作BS 15:40=バス=16:40上野原

【行動時間:5時間20分】

*** 山行経過 ***

小菅の湯行きのバスはほぼ満席で、ほとんどの乗客は鶴峠で降りて奈良倉山に向っていく。我々と数人のハイカーは小菅の湯で降り、西に坂を下って山沢川沿いの林道に出、この林道を上る。

堰堤の上流にかかる橋の手前から薄い踏み跡をたどって左手の支尾根に取り付く。はじめ植林帯であるがすぐにほとんど葉の落ちた雑木林になる。急斜面で踏み跡ははっきりしないが、潅木も下草もなくどこでも歩ける。

一汗かいて尾根上に上がると、はっきりした踏み跡がある。後で分かったことだが、これが北尾根の道であった。以後この道を登る。

快晴で木の間越しに大菩薩の山々がくっきり見える。しかし、陽はさすが西からの風が強く、寒さを感じる。小ピークに登り上げるとそこに小さな神社があり、北尾根を登ってきたことに初めて気付く。

神社からわずかに進むと山の神の祠があり、巨樹コースの立派な巻き道が横切っている。ここから急斜面を一登りで鶴寝山の頂上に出る。

鶴寝山から奈良倉山までは一般ルートであり、大勢のハイカーとすれ違う。途中の松姫峠の駐車場からは、南西に雁ヶ腹摺山の楢ノ木尾根から小金沢山に連なる山なみの絶好の展望が得られる。

奈良倉山からは東尾根を下る。頂上から西に下り、鶴峠への道が左折するところを直進し、薄い踏み跡をたどって行く。踏み跡は所々で不明になるが、立ち木にビニールテープのマーキングがあり、これを追えば間違いなく下ることができる。緩やかに下る軟らかい土の道で脚に優しい。ほどなく長作の観音堂の脇に下り立つことができた。

*** 感想 ***

icon リーダー N.K

計画では鶴寝山のヤモウ尾根を上る予定であったが、取り付き点をわずかに間違え、北尾根を登ってしまった。地形図にない林道の橋に惑わされたのだが、もっと周囲の地形に注意すべきであった。

しかし、この北尾根も問題なく歩ける。下りに使った奈良倉山の東尾根は、現在はあまり歩かれていないようで、標識の類はなく、踏み跡のはっきりしないところもあるが、昔のメインルートであり、歩きやすい良いルートである。このコースのグレードは健脚A(中級向き)である。

松姫峠からの楢ノ木尾根~小金沢連嶺の展望 

松姫峠からの楢ノ木尾根~小金沢連嶺の展望

icon H.E

松浦本には「堰堤の手前で少し戻って取り付く」とあったので、最初に出てきた堰堤をその堰堤と思ってしまった。リーダーは最初「いや早過ぎるな、もう少し先だと思う」と言われたが、もう少し先には橋も見え、本と合わなくなるなど、地形を読む事の難しさを改めて思わされた。

…が、空は真っ青、紅葉がまだ残る山あいは素晴らしく、連なる山々の展望も楽しみながら思いっきり冒険をした楽しい愉快な一日でした。

icon S.K

スタートの取り付き尾根を間違え、私達は今違う尾根を登っているようだとリーダーから聞いた時はショックだった。道理で赤杭が現れないし、石碑も見当たらない筈だ。初めてのバリェーションルートを行く時、取り付きを容易に見つけられないことは、よくある。

地形図と自分達がいる地形は合ってないが右に堰堤があり、その先に橋もある。だから此処しかないだろうと強引に自分を納得させ進んでしまった。

反省。今回歩いたコースの中で、大菩薩へ続く牛ノ寝通りは富士山の展望も良く、一般ハイカーも多いので一人でも安心して歩けそうである。近くには小菅の湯もあるので、今回間違えた尾根の取り付きを見つけながら、いずれ再び行きたいと思っている。

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